BLOGブログ
BLOG

鳥山行政書士事務所 相続人の調査についてその2

2019/09/26
ロゴ

被相続人の出生から死亡までの戸籍が必要な理由は、他に相続人がいないか出生まで遡って探すためです。戸籍は、婚姻し、夫婦の戸籍が新たに作られた場合(就籍)や、他の市区町村から本籍地を移してきた場合(転籍)、法改正などで新様式の戸籍に変える場合(改製)などにより新しく作成されるのですが、新しい戸籍には、元の戸籍に書かれている内容が全て移し替えられるわけではありません。例えば、改製後の新戸籍には、その時点で籍がある人だけが移し替えられるため、改製以前に死亡や婚姻で除籍された人については戸籍から消えてしまいます。戸籍を遡ってみると、被相続人が認知した子がいたという場合もあり得ます。認知した子は母親の戸籍に入るため、父親の戸籍が改製等で新しく編成された場合には、その戸籍を見ただけでは嫡出でない子の存在はわからないということになるのです。このように相続人確定のためには、被相続人の出生から死亡までの戸籍を全て確認し、他に相続人がいないかを確認する必要があります。 相続人が死亡しており、数次相続や代襲相続が生じている場合には、死亡した相続人についても被相続人と同様に出生から死亡までの戸籍が必要となります。 数次相続とは、ある人の死亡により相続が開始したが(一次相続)、その遺産分割協議が調わないうちに相続人が死亡してしまい、新たに相続が開始すること(二次相続)をいいます。一方、代襲相続とは、被相続人が死亡するよりも先に相続人が死亡したこと等により、その相続人の直系卑属が相続人に代わって相続することです。